【用語集】浄化槽の用語をやさしく解説(随時追加)

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    管理人
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    浄化槽の点検や記録票で出てくる言葉を、できるだけやさしく解説します。

    ■浄化槽の種類と大きさ
    ・合併処理浄化槽:トイレ、台所、お風呂など、すべての生活排水を処理する浄化槽
    ・単独処理浄化槽:トイレの排水だけを処理する古いタイプ。今は新しく設置できません
    ・高度処理型:汚れだけでなく、窒素やリンなども減らせる性能の高い浄化槽
    ・人槽:浄化槽の大きさの単位。5人槽なら5人分の排水を処理できる大きさです。住宅は延べ床面積で決まります
    ・型式(かたしき):浄化槽の製品の種類。メーカーと型式によって、中のつくりや点検のやり方が違います
    ・維持管理要領書:メーカーが型式ごとに作っている、点検や清掃のやり方をまとめた説明書

    ■槽(そう)の名前
    ・嫌気ろ床槽:酸素がなくても生きられる微生物が、ろ材にすみついて汚れを分解する槽。入口側にあることが多いです
    ・沈殿分離槽:汚れのうち重いものを沈め、軽いものを浮かせて分ける槽
    ・夾雑物(きょうざつぶつ)除去槽:髪の毛や布など、処理のじゃまになるゴミを取り除く槽
    ・接触ばっ気槽:ろ材(接触材)に微生物をすみつかせ、空気を送りながら汚れを分解する槽
    ・担体流動槽:小さなプラスチックの粒(担体)に微生物をすみつかせ、空気で槽の中を動かしながら処理する槽
    ・沈殿槽(処理水槽):処理された水を静かにため、細かい汚れを沈めて、きれいな上澄みを次へ送る槽
    ・消毒槽:放流する前の水を、塩素で消毒する槽
    ・放流ポンプ槽:放流先が浄化槽より高いときなどに、ポンプで水をくみ上げて流すための槽

    ■微生物と処理のしくみ
    ・ばっ気:水の中に空気を送り込むこと。ブクブクと泡を出して、微生物に酸素を届けます
    ・好気性・嫌気性:酸素を使って生きる微生物が「好気性」、酸素がなくても生きられる微生物が「嫌気性」です
    ・生物膜:ろ材や担体の表面にできる、微生物の膜
    ・活性汚泥:微生物のかたまりをたくさん含んだ泥。汚れを食べて水をきれいにします
    ・汚泥:微生物が汚れを食べたあとに残る、ドロのようなもの。槽の底にたまっていきます
    ・スカム:槽の水面に浮かぶ、油やトイレットペーパーのかたまり
    ・循環:出口近くまで来た水を、入口の槽にもう一度戻すこと。窒素を減らすために行います
    ・硝化:おしっこなどに含まれるアンモニアを、微生物が空気の力で硝酸に変えること
    ・脱窒:硝酸を、微生物が窒素ガスに変えて空気中に逃がすこと
    ・流量調整:一度にたくさん水が流れても処理が乱れないよう、水を少しずつ次の槽へ送るしくみ
    ・汚泥返送(移送):後ろの槽にたまった汚泥を、前の槽へ戻すこと
    ・逆洗:微生物のすみかにたまった汚れを、空気で洗い流す作業
    ・短絡(たんらく):水が十分に処理されないまま、近道をして先の槽へ流れてしまうこと
    ・シーディング:微生物が少ないときに、微生物を含む汚泥や製剤を入れて、処理の立ち上がりを助けること

    ■部品・設備
    ・ブロワ:浄化槽に空気を送る機械。微生物が呼吸するための酸素を送っていて、24時間動き続けています
    ・ダイヤフラム:家庭用ブロワの中で空気を送り出すゴムの膜。消耗品なので、数年ごとに交換します
    ・ロータリーブロワ:大きな浄化槽で使われる、羽根を回して空気を送るタイプのブロワ。Vベルトや潤滑油の点検が必要です
    ・散気管:ブロワから送られた空気を、水の中に細かい泡にして出す管
    ・エアリフトポンプ:空気の力で水を持ち上げるポンプ。モーターがないので壊れにくいのが特長です
    ・ろ材(接触材):微生物のすみかになるプラスチックの部材
    ・担体:槽の中を動き回る、微生物のすみかになる小さな粒
    ・タイマー:決まった時刻に逆洗などを自動で行うための装置
    ・電磁弁:電気の信号で、空気の流れる先を切り替える弁
    ・薬筒:消毒剤を入れておく筒
    ・消毒剤(固形塩素剤):水にゆっくり溶けて消毒する錠剤。家庭用の浄化槽で広く使われています
    ・マンホール:点検や清掃のための出入り口と、そのふた
    ・かさ上げ:浄化槽の上部をのばして、マンホールの高さを地面に合わせること
    ・流入管:家から浄化槽まで排水を運ぶ管
    ・放流管・放流先:処理した水を流す管と、その流れていく先(側溝や水路など)
    ・桩(ます):配管の途中にある点検口。詰まったときの掃除や確認に使います
    ・漏電ブレーカー:電気が漏れたときに自動で電気を止めて、感電や火事を防ぐ装置

    ■水質・点検で使う言葉
    ・透視度:水の透明さを表す数字。筒に水を入れて、底の印が見える高さで測ります。数字が大きいほどきれいな水です
    ・BOD:水の汚れの度合いを表す数字。大きいほど汚れています。合併処理浄化槽の放流水は20mg/L以下が基準です
    ・COD:水の汚れの度合いを表す数字の一つ。BODと同じく、大きいほど汚れています
    ・SS(浮遊物質):水の中に浮いている細かい粒。多いと水が濁ります
    ・DO:水の中に溶けている酸素の量
    ・pH:水が酸性かアルカリ性かを表す数字。7が中性で、小さいほど酸性、大きいほどアルカリ性です
    ・残留塩素:消毒したあと、水に残っている塩素の量。消毒がきちんとできているかの目安になります
    ・T-N(全窒素):水に含まれる窒素の合計。高度処理型の浄化槽で大事になる数字です
    ・ORP(酸化還元電位):水が酸素の多い状態か、少ない状態かを表す数字
    ・SV30(30分間沈殿率):槽の水を容器に入れて30分置いたとき、泥がどれだけの割合を占めるか。汚泥の量や沈みやすさの目安になります
    ・汚泥厚(汚泥のたまり具合):槽の底にたまった汚泥の厚さ。清掃の時期を決める目安になります
    ・スカム厚:水面に浮いたスカムの厚さ
    ・ガス抜き:ろ材などにたまったガスを抜いて、水の通りや水位を元に戻す作業

    ■清掃・法律・手続き
    ・浄化槽法:浄化槽の設置や管理のルールを決めた法律
    ・浄化槽管理者:浄化槽の持ち主など、管理の責任を持つ人。保守点検・清掃・法定検査を受ける義務があります
    ・保守点検:浄化槽の機械や水の状態を定期的に確認し、調整すること。家庭用の浄化槽では、方式によって4か月に1回以上などの回数が決められています
    ・清掃:槽にたまった汚泥やスカムを、バキューム車で抜き取る作業。原則として年1回行います
    ・張り水:清掃で空になった槽に、水を入れ直すこと。槽が浮き上がったり変形したりするのを防ぎます
    ・法定検査:法律で受けることが決められている検査。7条検査と11条検査があります
    ・7条検査(設置後等の水質検査):浄化槽を使い始めてから最初に受ける検査。正しく設置され、きちんと動いているかを確かめます
    ・11条検査(定期検査):毎年1回受ける検査。点検や清掃がきちんと行われているかを確かめます
    ・指定検査機関:法定検査を行うために、都道府県などが指定した機関
    ・浄化槽管理士:浄化槽の保守点検を行うための国家資格
    ・浄化槽設備士:浄化槽の設置工事を監督するための国家資格
    ・浄化槽清掃業:浄化槽の清掃を行う仕事。市町村長の許可が必要です
    ・設置届:浄化槽を設置するときに自治体へ出す書類
    ・転換:単独処理浄化槽やくみ取り便槽から、合併処理浄化槽に入れ替えること。補助金が使える地域もあります

    わからない言葉や、追加してほしい用語があれば、このスレで質問してください。

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