保守点検で処理水の透視度を測ったら10cmほどしかなかった、という場合に確認したいポイントをまとめました。
■透視度とは
透視度は、水の透明さを表す数値です。透視度計に水を入れ、底の二重十字の標識がはっきり見える水の高さを読み取ります。数値が大きいほどきれいな水です。採水は沈殿槽の出口や放流升から行い、汚泥が混ざらないように注意します。
■10cmは低い?
放流水は20度以上がひとつの目安で、30度以上あれば良好です。10度前後だと、処理がうまくいっていない可能性が高いです。
■確認したいポイント
・ブロワと曝気:風量が足りているか、散気が片寄っていないか。好気槽のDOも合わせて確認します
・汚泥の浮き上がり:沈殿槽で汚泥が浮いていると、透視度が大きく下がります。汚泥の移送量も確認します
・スカムと汚泥の量:清掃の時期が来ていないか確認します
・逆洗の状態:逆洗が多すぎると生物膜がはがれて流れ出し、少なすぎると目詰まりします
・清掃の直後ではないか:清掃で微生物が減ると、1〜2か月ほど数値が下がることがあります
・使い方の変化:人数が増えた、来客が多かった、油や薬品を流したなど
■まとめ
透視度が低いときは、原因が一つとは限りません。ブロワと曝気、汚泥の状態、使い方の順に確認していくと、原因を絞り込みやすくなります。
1回だけ低かった場合は、採水の位置や逆洗の直後ではなかったかも確認して、次回の点検でもう一度測りましょう。
現場で透視度が上がらなくて困った経験や、改善できた方法があれば、ぜひ書き込んでください。