流量調整と循環の違いや、バルブをどのくらい開ければいいのかは、慣れないうちは迷うところだと思います。人槽どおりに設定しているのか、実際の使用量に合わせているのか。みなさんの調整の考え方を聞かせてください。
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参考までに、これまでによく聞く意見ややり方をまとめておきます。違う意見やほかのやり方があれば、ぜひ書き込んでください。
■それぞれの役割
・流量調整装置は、お風呂の排水などで一度に大量の水が流れ込んだときに、後ろの槽へ送る水の量をならす装置です。急な流入で汚泥が舞い上がり、処理が追いつかなくなるのを防ぎます。
・循環装置は、後ろの槽の水を前の槽へ戻す装置です。浮遊物を前の槽に戻して沈めたり、窒素を取り除く働きを助けたりします。
・型式によって、バルブが別々の場合と1つのバルブで両方を調整する場合があります。
■調整の基本は1日の流入量
・維持管理要領には、移送水量や循環水量を1日の流入量の何倍にするかという目安が書かれています。まずはそこを確認します。
・1日の流入量は、前回と今回の水道メーターの差を日数で割っておおよそを出します。メーターが見られない場合は、住んでいる人数に1人1日あたり約200リットルを掛けて目安にします。
・人槽どおりの目盛りに合わせると、実際の使用量より多すぎることがよくあります。実際の流入量に合わせて設定します。
・バルブの目盛りだけに頼らず、容器で実際の水量を測ると確実です。
■多すぎても少なすぎても良くない
・移送が多すぎると流量調整の意味がなくなり、水質が悪くなりやすいです。少なすぎると満水の時間が長くなり、越流しやすくなります。
・循環や逆洗の返送が多すぎると前の槽で水が落ち着かず、スカムが壊されて後ろへ流れてしまいます。
・移送を絞り気味にして、滞留時間を確保した方が水質が安定するという管理士もいます。一方で、満水が続く状態は好ましくないという考え方もあり、現場でも意見が分かれます。
■調整がうまくいっているかの見方
・第1室にスカムがたまっているのは良い状態です。第1室にスカムがないのに、第2室や移流口にスカムがある場合は、循環や返送の水が多すぎる可能性があります。
・設定後は水位の変化と透視度を見ながら、少しずつ調整していきます。
・ほかの管理士や検査員が見る現場では、要領書と違う設定にした理由を記録して共有しておくと安心です。
みなさんがバルブ調整で気をつけていることも教えてください。