「水はきれいに見えるから清掃はまだいい」と、何年も清掃されていない浄化槽は少なくないようです。汚泥の流出を見つけて清掃をすすめても、費用を理由に断られることもあります。みなさんはどこまで、どう対応していますか?
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参考までに、これまでによく聞く意見ややり方をまとめておきます。違う意見やほかのやり方があれば、ぜひ書き込んでください。
■清掃は管理者の義務
浄化槽法では、浄化槽の管理者に保守点検と清掃を義務づけています。清掃は原則として年1回、全ばっ気方式はおおむね半年に1回とされています。点検業者の売り込みではなく、法律で決められた維持管理の一部だという点を、まず落ち着いて伝えることが大切です。
保守点検と清掃は役割が違うこと、清掃が必要な状態を見つけて知らせるのも点検業者の仕事であることを説明すると、不信感を持たれにくくなります。
■数字と写真で状態を伝える
・汚泥やスカムの厚さを測り、前回からの変化を示す
・処理水の透視度の推移を見せる
・流出した汚泥や放流先の様子を写真に残す
「なんとなく汚れている」ではなく、根拠を示すほうが話は通りやすくなります。清掃しないまま使い続けると、ろ材の詰まりや部品の破損につながり、結果的に修理費がかさむことも伝えておきましょう。
■記録を残し、くり返し伝える
清掃が必要と判断した内容は、毎回の点検記録票にはっきり書いておきます。口頭だけでなく書面でも伝えておくと、後から「聞いていない」と言われるのを防げます。地域によっては、清掃の必要性を管理者に知らせることを、条例で点検業者に求めている場合もあります。
■それでも改善しないとき
汚泥の流出が続き、水路や近隣に影響が出そうな場合は、自治体の浄化槽担当の窓口や保健所に相談する方法もあります。都道府県などには、管理者に対して助言や指導、勧告を行う権限があります。相談した後も、現場の状況を定期的に確認して記録しておくと、話が進みやすくなります。
■地域によって対応はさまざま
法定検査で清掃の遅れを厳しく見る地域もあれば、放流水がきれいなら指摘しない地域もあります。最近は、清掃をしていない浄化槽への指導を強める自治体も出てきています。お住まいの地域の運用は、自治体に確認してください。
清掃を勧めるときの言い方や、行政に相談したときの対応など、みなさんの地域や現場の状況も教えてください。