浄化槽の点検を始めたばかりだと、メーカーも型式も多すぎて覚えきれない、先輩の横で見ているだけでは何が何だか分からない、という声をよく聞きます。みなさんが新人のころに役立った覚え方や、教える側の工夫を教えてください。
――――――――――
参考までに、これまでによく聞く意見ややり方をまとめておきます。違う意見やほかのやり方があれば、ぜひ書き込んでください。
最初から全部を覚えようとしなくて大丈夫です。浄化槽は種類が多いので、ベテランでも初めて見る型式に出会うことがあります。順番を決めて少しずつ覚えていきましょう。
■まずは浄化槽のしくみをざっくりつかむ
・汚れを沈める部屋、微生物で分解する部屋、きれいになった水を消毒して流す部屋という大きな流れを頭に入れます
・自分の担当エリアに多い型式から覚えると効率的です
・型式名と「維持管理要領書」で検索すると、構造図や点検のポイントが載った資料が見つかることが多いので、スマホに保存しておくと現場ですぐ確認できます
■現場では記録を残す
・初めての浄化槽は、マンホールごとの写真と型式・人槽が分かる銘板、ブロワの写真を撮っておくと後で見返せます
・ノートに簡単な配管図や詰まりやすい場所を書き込むと、自分だけの教科書になります
・「見て覚えろ」と言われる職場もありますが、メモは仕事を覚えるための大切な道具です
・現場ごとのいつもの水位をなんとなく覚えておくと、異常に気づきやすくなります
■手を動かして覚える
・採水やpH・透視度の測定など、簡単な作業から実際にやってみると理解が早いです
・清掃の手伝いに入ると、水を抜いた槽の中の構造がよく分かります
・お客様の設備でいきなり分解や修理を試すのは避けましょう。最初は修理に詳しい人の作業に立ち会い、手順を見て覚えるのが安全です
・メーカーや機器の講習会に参加すると、構造を基礎から学べるうえに相談できる相手も増えます
■教える側のポイント
・言葉だけではイメージしにくいので、その日の現場ごとに水の流れを一緒に確認すると伝わりやすいです
・自分が新人のころに教えてほしかったこと、見せてほしかったことをしてあげるのが一番の近道です
型式と人槽を聞いただけで中の様子が浮かぶようになれば、一人前に近づいています。みなさんが新人のころに役立った覚え方も教えてください。