点検に持っていく道具は、会社の支給品だけで足りているのか、自分でそろえているのか、人によってさまざまだと思います。よく使う測定器や工具、ちょっとした自作の工夫など、みなさんの道具を教えてください。
――――――――――
参考までに、これまでによく聞く意見ややり方をまとめておきます。違う意見やほかのやり方があれば、ぜひ書き込んでください。
点検の道具は会社によって違いますが、次のようなものがあれば一通りの作業ができます。
■測定に使うもの
・採水器、透視度計、pH計またはpH試験紙
・DO計:ばっ気の状態を数値で確認できます
・残留塩素を測る器具
・汚泥やスカムの厚さを測る器具:市販品のほか、透明な塩ビ管で底の汚泥を確かめる方法もあります
・大型の施設では、DO計に加えてORP計を使う人もいます。DOがゼロのときでも酸化側か還元側かが分かるので、ばっ気量を調整する目安になります
■作業に使うもの
・塩ビ管:ガス抜きや詰まりの確認など出番が多いです
・ひしゃく・網・ブラシ・ホース
・パイプレンチやロングドライバー:固く締まったポンプのふたなどを開けるときに使います。初めて開ける部品は固いことが多く、力任せに回すと突起が折れることもあるので無理は禁物です
・懐中電灯・ゴム手袋・長靴・雨具
■自作の工夫
・13mm程度の細い塩ビ管の先に逆止弁を付けると、底の汚泥を吸い上げて厚さを見られる簡易採泥器になります
・小型ブロワに細い塩ビ管をつなぎ、清掃前に嫌気ろ床へ差し込んでろ材の汚泥をはがす道具にしている現場もあります。ろ材を受ける部分を傷めないよう、差し込みすぎには注意しましょう
■データも道具のひとつ
・型式ごとの維持管理要領書をスマホに入れておくと、現場で構造や設定の目安をすぐ確認できます
・地図に浄化槽やブロワの位置を書き込んでおくと、引き継ぎのときにも役立ちます
汚泥やスカムの測定器は、清掃が必要な理由をお客様に目で見て納得してもらうときにも便利です。みなさんの手放せない道具もぜひ教えてください。